大御所監督らしい ソツのない仕上がり。
アメリカでは すごく有名な事件だろうから(日本でも?わたしは知りませんでした)
結末を知っている人が多いつもりなのか サスペンス感が 不足。
もっと ゲイルがガンガン交渉すると思ったけど。
すべてにおいて (新聞掲載とか 冒頭のおねえちゃんたちも) 金換算で げっそり。
ゲティが 孫の身代金を渋ると同時に 大枚叩いて手に入れた 聖母子像。
自分にたてつく むかつく嫁のゲティとポールに
死の間際には 重ねていたのでしょう。
大金持ちの邸宅を見るのは 大好き。天井までの本棚とか、
壁を飾る書画骨董。
70年代ファッション ミッシェル・ウイリアムス よくお似合いでした。
役者さんは みんな 大変よかった。
ミッシェル・ウイリアムス お得意の 唇の端をプルプルさせていたし
プラマー爺も。
マーク・ウォルバーグが イケメン扱いではないのもよろしい。
(イケメン扱いはわたしにたいしては許されない)
ポール役の彼は 覚えておかないとね。ナニナニ チャーリー・プラマーですね。φ(..)メモメモ
なぜかイタリア人のロマン・デュリス。汚くて 誰かわからなかった。
デュリス演じるチンクアンタ、
自分の家族は大事でも 人の家族は どうでもいいんだね。
とはいえ、世話をするうちに ポールを家族同様に思ってしまう。
イタリア人の家族観。
映画でも 実際でもよく思うのが
お金持ちに対して「お金 あるからいいでしょ〜」みたいな物言いをする人が
腹立たしい。
なんの苦労もなくお金持ちである人なんて ほとんどいないから!
代々の名家以外は、他の人の何倍も苦労して 運も味方してくれて
裕福なだけだから! ほとんどが 他所さんが思うほど 裕福じゃないから!
…
というのが 金持ちに間違われることの多い人生を歩んでいる
ワタクシの叫び です。