「夢と魔法の国」の隣の 現実。
カラフルであればあるほど 子どもたちが明るいほど 悲しくなってしまう。
昨今話題の「万引き家族」(未見ですが) とか「 私は、ダニエル・ブレイク」
などに通じる 物語。
仕事もお金も頼る人もいない シングルマザーのヘイリーと 6歳のムーニー。
ひどい環境で 虐待ととられても仕方のない子育てだけど
明るく楽しい 愛の溢れた2人。ヘイリーは 近所の子どもも 可愛がってる。
バスルームは清潔にしているし、全くの怠け者じゃない。
そのいでたちとふるまいでは そりゃ仕事見つからないでしょ、とは思うけど
そうやって育ってきたし、親もそんな感じだったろうから、
ほかのやり方がわからないのかも。
自撮りする場面で 児童ポルノが頭をよぎってドキッとした。
ムーニーをそんなふうに使う母親でなくてよかった。
…結果的には 良くないことをするんだけど。
友だちに指摘されて 嘔吐していたのは
自分のしていることを受け入れてはいない表れ。
でも、どうすれば…?
ムーニー役の子の 可愛さ、すごい!
ダイナーでのおしゃべりも、悪態をつくのも かわいくてかわいくて!
この子をつかっただけで 半分成功したようなもん。
ほかの子役たちも よかった。