貸切で 鑑賞。

 

ナンシー・ケリガン襲撃事件がワイドショーネタになったのも覚えているし 

ハーディングとケリガンがしのぎを削っていたのも タイムリーに見ていた。

わたしは ケリガンのごっつさとお嬢様感が あってない気がして

天真爛漫(破天荒な言動は知らなかったけど)な感じのハーディング方が 好きだった。

下品でガサツなのが スケート界では マイナス評価でも 

ホワイトトラッシュの星として人気があったようだ。

 

「実話」ということだが、フェイクインタビュー形式で

(鑑賞者にむかって話しかけてくる演出 なんていうか知りません)

トーニャの発言も どこまで本当かわからない「藪の中」。

あれだけの身体能力に恵まれていたのだから もし ほかのスポーツを選んでいたら

競技以外の雑音に悩まされずに済んだかもと 考えてしまった。

 

まぁ、とにかく 出てくるのが バカでクズばっか。

パーでチンピラなのに 口ばっかの男達。

女房は殴っても やらかした友達のことは 殴れないんか!

強烈な鬼母も 身勝手。

愛情を求めては裏切られる 辛さ。

 

「わたしのせいじゃない」って トーニャは繰り返すけど

YESのような Noのような。

試合前に 濃いチークを塗りながら 涙があふれる場面は 胸に迫った。

 

勉強が好きなら もう少し早く母親から離れることもできたろうに。

(離れる術は カスのような男と結婚) 

 

トーニャの人生は いろいろ 残念すぎる。

あと、タバコ 吸いすぎ。