ドイツの人って 傘ささないのかな〜
あ、さしてる人 いる、と思ったら トルコから来た 両親でした。
ヨーロッパの人は 寒さに強いってことで。
法廷シーンも ギリシャシーンも 淡々としていながら キリッとしていて
変に盛り上げないので 犯人の父の苦悩や 弁護士の焦燥が 際立っていた。
(アメリカや日本の法廷と違って ちょっとホームルームっぽい裁判)
一度目と二度目のあいだの気持ちのゆらぎ、とても良い。
事件以来止まっていた生理がきて 止まっていた時間が 動き出した。
友だちの赤ちゃんへの複雑な感情や 実母との 気持ちのすれ違いなど
細かいところも 効いている。
カティヤが 爆弾を作ることができることも ちょっとした伏線で 無理がない。
サムライの刺青、ドイツでは どういう意味を持つのかわからないけど
「忠義」とか「滅私」みたいな感じ?
カティヤの決心の現れ、ですよね。
ラスト、自分も一緒に、というのは 復讐の連鎖を断ち切るため とみました。
あるいは 愛息と同じ痛みを受け止める でしょうか。