ヘンなサブタイトルもなく スッキリストレートな邦題。
1930年代のスウェーデンで 差別されていたサーミ人の少女の話。
差別されない スウェーデン人として生きるために
文字どおり 体をはってトライしていく。
大きな北欧女性の中に入ると わかっちゃうようで
如何にも「寛容ですワタクシ」という目で 差別してくる人たち。
敏感に感じとるエレ・マリャ。
さぞかし 映画で語られない苦労が続いていくのだろうけど
そういうことでなく
サーミ人であることを捨てた主人公と 残った妹の
何十年も会わなくても 思い合い、心配しあい 感謝しあったであろう歴史の
物語ではないか。
ラップランドの大自然と 街のオシャレさと どちらもステキ。
意志の強そうな目と口元の主人公が 実姉を思い出します。
(あの年頃のぽっちゃり具合も。ごめん)
姉妹を演じてたふたりは ほんとに姉妹かしら?
親指の爪がそっくりでした。