ジャズトランペッター チェット・ベイカーの 伝記映画。
伝記映画にありがちの 幼少期エピソードから 「丁寧に」描いていくのではなく、
ドロップアウトして以降からスタート。
それでも 再起までの描写が長い。
(とはいえ それが短いと ご都合主義っぽくなってダメだね)
西海岸出身の白人の ジャズミュージシャンというのが ハンデだと思ってたようです。
アフリカ系の女性好きってことからして。
ラスト、結局 こうかぁ…。ジェーンは、よく がんばったよ。
外野が、共依存だったっていうのは 簡単だけどね、切り捨てられないよね。
「薬をやった時は 頬の触り方でわかる」って。(涙)
イーサン・ホークって 今まで この役は彼でなくても いいんでは?と 思うような、
アクの強さが足りないと思っていたけど、今回は 彼ありきの 映画でした。
トランペッターらしい 上唇の感じ。練習の賜物。
でも 音や歌は 吹き替えで良かったんじゃ。
陽気じゃない西海岸、夏なのになんか寒々として 二人の心細さを感じました。