賞レースや 雑誌などの解説で だいたい内容はわかっていて その通りの話ですが、
そんなことはどうでもいい! ふたりの女優の演技と美しさを 堪能しました。
以前から ケイト・ブランシェットは好きな女優さんでしたが 
まー、美しい!  彼女に見つめられたら 断ることなんて できないね。
ファッション 特にピンヒールの素敵なこと。
ルーニー・マーラは 「ドラゴンタトゥーの女」しかみてないけど
冒頭のイモちゃんも ワーキングガールっぷりも 大変可愛くて よろしい。
アメリカの女の人は あまりやらないと思うんだけど
食事中に 口に手を持っていく仕草が 可愛かった。

初めてテレーズがキャロルをみた ほんの短い時間の 濃密さ。
でも ベタな演出はなくて、ふたりの視線と ちょっとした微笑みで
惹かれあっているのがわかる。
波長が合うというのか、全く違う世界にいた二人なのに
声高に愛を語らなくても ぴったりと寄り添っていく。
美しくリッチなマダム なのに 辛い思いをしているってのも
たまらんポイントです。
10年間 不幸せな結婚生活をしていたと友達が言っていたので
その時間を過ごしたからこその キャロルの「覚悟」でしょう。
そして「自分で ランチも決められない」テレーズが キャロルと過ごすうちに
イキイキして行き、キャロルの提案に「ノー」と言えるまでに。

女性陣に対して 出てくる男性が みんなピントがズレてる感じで。

電車や車のウィンドウ越し とか カメラのレンズ越し とか すてき。
ラストの テレーズ目線になったカメラも、彼女の気持ちが伝わる。

あ! 今 チラシをみたら 私が題名の後に書いたのと同じフレーズ
キャッチコピーになってた。 パクってませんので。