ルーマニアのジプシーの歴史の勉強になりました。

文字を忌み嫌うジプシーの娘が
文字に惹かれて 体から溢れるように詩を綴る。
それが パプーシャを不幸にしてしまった。

パプーシャ=人形 という かわいい名前なのに 不幸を招く
などと言われて。

ジプシー仲間の 「秘密を暴露した」って 
そもそもあんた読めないだろうよ!
作家が 潜入記みたいのを書いたわけだし。

ポスターになっている 結婚式の場面。
親に逆らうなんてことはあり得ない社会でのこと。
白い衣装に 意志の強い黒い瞳から溢れる涙。
感動場面は他にもあったけど 一番心に残った。

モノクロの良さが表れた映画。
森の中を進むジプシーの馬車の列の遠景の美しさ。
あと、モノクロだと「ばっちい」ところも気にならない。
旅の途中なんて 相当だよね。