子どもの 無垢だからこその残酷なことばに傷ついているエミリアだけど、
自分も 若さゆえの傲慢さで まわりの人たちを傷つけている。
同じことを 若くも綺麗でもない人がしたら総スカンだな。

8歳のウィリアムには 大変な家庭環境だなと思うけど、
それは大人が思うだけであって いろいろな家庭があるもんだし
まわりの人が 彼を大切に育てていけば、そういうもんだって 本人は納得すると思う。
周囲が「大変だ、不憫だ」って思ってると 子ども本人も 「僕って不憫な子」と思っちゃうし。
この映画では 大人たちが軽率というか 自分に正直な行動や発言で ウィリアムを傷つけてる。元妻が 一番ひどいことしてる。他人を恨むことを教えてしまってる。
最後は 自分が幸せになった余裕からか、エミリアを助けてくれたけど。
結局、満たされてないと まわりに優しくできないんだね。

しかし 子どもに「黙れ」って言っただけで あんなに非難されるなんて
わたしゃアメリカで子育てできないや。