「ブリジット・ジョーンズの日記」より現実的で  「かもめ食堂」系より ビター。

 20代後半は 田舎で子育てと家事に明け暮れていたわたしには 眩しいニューヨーク生活。
何より 自分で考え 自分だけの考えで行動できるって、わたしにはもう一生無いかも。

そういう生活をしている人には ぬるま湯で うらやましいと思われる。
ま、隣の芝生は赤いやね。
いや、憐れまれるか?

フランシスの空回りを 自分のことのように共感するには 年をとりすぎた。
近所のおばちゃん目線で 楽しむ。
こういう なんっか 雑な子 いるよね~、みたいな。
本人は悩んでても 側から見たら ウロウロしてて、熟慮が足りなくみえる。
いい子なんだけど アイタタタ。
題名になってるエピソードが、フランシスをあらわしてる。クスッときた。

目指すものが 自分の力でつかみ取るしかないもの というのが、現代的な感じ。
人に与えられては 満足できない。
親友のソフィは 彼氏について行って うまくいかなかった、自分で選んだわけじゃないから。
しかし、あの眼鏡はないだろ。

白黒なのはオサレ感を出してるの?
その必要あるか?カラフルなニューヨークでいいんじゃ。

ところで、わたしも 今の生活は 自分で選んだものです。
ただ 自分から目標を持つより、置かれたところでやるべきことをやる、という性格かも。
それでよし。