私の年代には サンローラン(サンローランのエレガンス)は、古めかしいファッション。
あまりオシャレな印象ではなかったけど、ディオールからの流れの それこそエレガントな感じは 永遠ですね。
ピシーっと細いネクタイにスーツで、鼻とネクタイが繋がってそうな。

2人 キャッキャと追いかけっこしちゃうのは ステレオタイプだけど 萌えます。
ピエールが  イヴへの愛情だけで あそこまで頑張っちゃったんならすごい。
ひどい仕打ちを受けても、がんばったのは お金や名誉 やり甲斐がピエールを支えたのは 否めない。
いきなり 怒りに任せての浮気(?) 全く理解できない行動。フランス人だから?
ゲイだから?…いや そりゃ ないか、 ゲイの人に失礼だ。

イヴ役の人、ピリピリした演技 こっちも疲れちゃうほど。
ゴルチエ、ひどい描き方されて いいのか?
恋人取られちゃって ギー!ショーで勝ってやる!なんて。そんな場面なかったけど。

コクトー(だっけか) とか 有名な人たちも出てきたけど、なんの説明もなく 不親切なところも好き。
晩年の様子は端折られていたけど、サンローラン財団も 実際のピエールも 綺麗なイヴを出したかったかな。
(酒、ドラッグに溺れてても 若けりゃ キレイ)

モデルの ヴィクトワールみて、「え?ウィノナ・ライダー?」と思ったけど、当然違いました。
初期から 1970年代、モデルのウォーキングも変わっていって 興味深かった。

実在の人物を題材にした映画が好きなんだけど、昨今の「顔真似」が評価されてるのは 納得いかない。
そういう問題じゃないんだよな~。
「リンカーン」も「ダイアナ」も「サッチャー」もみてません。
好きなのは 「おいおい」とツッコミたくなるような エキセントリックな芸術家の。
「フリーダ」「シャイン」「ほんとうのジャクリーヌ・デゥ・プレ」です。