葬儀社のMさんから、父の帰宅の頃にもう一人スタッフを向かわせますと聞いていました。
葬儀の具体的な見積りをするためです。
自宅に着くと、すでにそのスタッフさんも到着されていました。
この夜の担当、Tさん。
普段は奈良の葬儀場の方だそうです。
FさんとTさん、お二人が父が休む仏間の支度をして、父を運び入れてくれました。
どんだけ号泣したんだという顔をしている妹はまた泣いています
一方、こいもは夜の珍客に興味津々
布団に寝かされた父の周りをフンフン。
葬儀社の人の足をフンフン。
父を安置して、寝台車担当のFさんは帰られます。
玄関でお礼を伝えると、帰り際
「ジブリパーク、行きますね」と。
「お待ちしてます」
あとはTさんに具体的な葬儀の内容を説明してもらい、見積りを作ってもらいます。
そんなやりとりが終わったのは、夜がずいぶん更けてから。
「明日またドライアイスの交換にスタッフが参りますので」
「ありがとうございました、よろしくお願いします」
さぁ、ごはん食べよう!
さすがに悠長に鍋を食べる時間はないので、豚しゃぶだけささっと作って、母がたっぷり作っておいてくれた粕汁といただきました。
妹が鍋用に切っておいてくれた野菜はまとめて保存袋に入れて野菜室へ。
こいもの散歩は?と妹に聞くと
「泣きながら散歩はでけへんかった…」
仕方ない。
こいちゃん散歩いこっ!と、母と3人(人間2人と一匹)で夜の散歩
散歩後は
お風呂入って寝よ!!
容赦ない指揮官に母達はどう思っていたのか
じいちゃん、おやすみ
しまこは仏間の横の和室で寝ます。
病院で母は
「今夜はお父さんの横におるわ
寝られへんし、お父さんの横で座ってる」
※うちに帰ってから分かった事ですが…
ドライアイスを敷いているし、部屋が冷え切っているので、そこに長時間いるのは無理
母はそう言っていましたが
それはしんどいし、隣の和室のしまこの横に母の布団も敷こうと、事前に妹に2階にある母の布団を下ろしておいてもらいました。
ところが、着替えを取りに2階にあがった母を見に行くと、ベッドに腰掛け
「お母さん、やっぱりここで寝るわ。
慣れてるところが寝れるし」
はいはい。そうして。
※また布団を2階に運ぶ
その夜、母は眠れたのか、涙していたのか、それは分かりませんが…
まぁ、少しは眠れたんじゃないでしょうか