かわら美術館へ | しまこの毎度、おおきに~

しまこの毎度、おおきに~

大阪出身。愛知県の知多半島在住20年目。
私「しまこ」
旦那「しまおさん」
社会人3年目の娘「こしま」
3人家族の日々をのんびり綴ります。
大阪の実家の小豆柴「こいも」も度々、登場。

高浜市のかわら美術館です。
福井じゃなくて愛知ですよ気づき

高浜市は三州瓦の産地として有名で、エントランスには瓦で造られた銀のシャチホコが鎮座しています。
高さは3m。
大きいびっくり
 
 
で、ここで開催されているのが
人気漫画、テルマエ・ロマエの作者である「ヤマザキマリの世界」。
 
テルマエ・ロマエというと映画を思い出す人も多いでしょうか。
阿部寛さん演じる古代ローマ人と、日本の銭湯を愛するじいちゃん達(古代ローマ人に言わせると“ひらたい族”)が面白かったですね笑
 
 
古代ローマ人と日本人の共通項は“風呂好き”ということ。
会場にはローマ帝国時代の遺構模型も展示されていました。
カラカラ帝浴場。
3Dプリンターで再現されているそうです。
 
 
巨大な建物には2000以上の浴室と図書館、談話室、食堂、商店などがあったようで、現代のスーパー銭湯みたいな感じ?
 
 
 
右矢印が人。
 
 
漫画家のイメージが強いヤマザキマリさんですが、油絵が彼女の根幹みたい。
 
素晴らしい作品。
 
 
幼少期のお絵描きから、漫画原画まで見どころいっぱい。
さらには、ものすごく広い視野で世界を見ている人なんだということも感じました。
 
 
同じ古代ローマを描いた漫画に「プリニウス(2013〜2023)」があります。
コメディ色の強いテルマエ・ロマエに対し、こちらは古代ローマ人をガッツリ描きたかったと。
噴火に大地震など、自然災害にも触れられている内容。
 
 
どの時代も
たとえ人間がどんなに高度な文明を築き上げても
自然の力に勝てた事はない…
 
 
漫画に出てくるプリニウスの言葉です。
 
 
地球に住む以上、私たちはそれを避けられない運命。
そんな星で自分たちは生きているんですよね。
ついつい忘れがちなことですが、常に心に留めておかないとおねがい
 
 
漫画家、とり・みきさんとの合作でもある「プリニウス」は今年度、手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞したそうです拍手
 
 
こちらは漫画「オリンピア・キュクロス(2018〜2022)」の一場面。
テルマエ・ロマエと同じく古代ローマ人が日本にタイムスリップ。
1964年、東京オリンピック開催の年を描いています。
漫画の中には手塚治虫先生が登場します。
彼の言葉はヤマザキマリさんの想いなのかもしれません。
 
 
ご興味のある方はぜひ照れ
6月末まで開催されています。
写真撮影もOKでした気づき