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おむすび書店 リターンズ

まだまだハード・ボイルド!

そして、高血圧&脳梗塞!
ハイ・プレッシャー!!

男のハードなダイエット!!!

NO!梗塞ねこ~その119~
2017.02.21.00:45

 とにかく、すごい勢いで点滴を連打するので、目眩徐々に減っていくのが分かるのだが、ちょっと体を動かすと寝ていようが起きていようが世界が回転する

 

 そして、点滴は大量の水分を体内に入れるので、頻繁におしっこがしたくなる。

 

 最初のおしっこは、カテーテルを入れてもらって、1回で1.2リットル放出して事なきを得た。

 その後は、看護師さんに言われて車椅子トイレに行くことになった。

 

 最近の脳梗塞の治療は、基本的に“動けるだけ動く”というのが主流になっているようだ。

 だから、多少(私にとっては全然多少ではないが・・・)でもおしっこがしたくなるたびに、ナースコールをして車椅子でトイレまで連れて行ってもらった。

 しかし、これが意外と大変な作業なのだ。

※ ベッドに起き上がるのが大変。

※ ベッドから足を下ろすのが大変。

※ 床に降り立って、車椅子に倒れこむのが大変。

※ 車椅子に真っ直ぐ座って、点滴スタンドを操るのが大変。

※ 車椅子からトイレに座りなおすのが大変。

※ 座って用を足していても、おしっこがなかなか出てこない!

 

 しかし、良いことが一つ

 トイレに行ってもウ〇コが全然でない。

 だから、下着や体の汚れを余り気にしなくて良かった。

 2月14日に倒れてから1週間何も食べてないからお腹の中は空っぽだったのだ!

 

 それにしても1日10回~10数回トイレに行きたくなるほど点滴をしているので、そのたびにナースコールをして看護師さん達の手を煩わせることが気がかりだった。

 

 それにしてもトイレは・・・・・本当に小舟に振り回されるようだった。

 

 船酔いトイレ・ハードだ!!!!!

 

自分でトイレに行けるというのは、素晴らしいことなのだ!

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NO!梗塞ねこ~その118~
2017.02.20.22:30

 21:00時夜9時に消灯

 入院してなければ、考えられないほど健康的な就寝時間だ。

 私は、目眩を避けるためいまだに一日の半分は目を瞑っている状態なので、ほどんどの時間を寝て過ごしているお陰でなかなか眠気が来ない

 

 その時、ふと嫁さんが看病に来てくれたときの話を思い出して無性に不安になってきた。

 

 実は、小脳梗塞で倒れる10日前、私は生まれて初めて財布を失くしたのだ。(正確には落としたことはあるが、なくしたのは初めて)

 そして、運悪くそれは誰がネコババしたらしく、警察にも届けられていなかった。

 

 そして財布の中には保険証も入っていたから、直ぐに会社保健の組合に電話をして“仮の保険証”を発行してもらうように手続きをした。

 “仮”と言うのは、正式な保険証は再発行までに1ヶ月以上かかるから、2週間有効“仮の保険証”を出してくれるということだった。

 

 私、ここで目を回しながらベッドの上で不安になっているのは、2週間有効“仮の保険証”18日経っても手元に届いていないからなのだ!!

 その時保健の組合から聞かされたことが正確ならば、

「再発行を申請をした日を起算として2週間が有効期限です」

 と言われた。

 

 私は2月2日に再発行を申請して、既に18日経ってしまってるから“仮の保険証”が届いても期限が切れてしまっていると言う訳だ!

 

 ばかじゃないの!?

 

 嫁さんに会社と保健組合に改めて電話してもらうように頼んでおいたが、あと10日もしない内に2月分の支払いをしないといけないのに、保険証が無いんじゃとんでもないことになってしまいそうで気が気じゃなくなってしまった。

 

 もちろん、後出しでも救済策はあるんだろうけど、そこらへんは全然詳しく知らないし・・・・、何をどう手続きすればいいのか自分では動けないから、要領を得ないし・・・。

 

 本当に気になって眠ることも出来ない・・・・と思っていたら、になっていた。

 

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 後日談になるが、2月20日に嫁さんが家に帰ってから電話したら、たらい回しにされたそうだ。

 都合3軒の会社・組合に5回電話して、とにかく2月2日には申請してるから今すぐにでも“仮”でも“正式”でもいいから保険証を発行するように言ったら、

「分かりました」

 との返事。

 返事だけは立派だ!

 

 イライラしながら待っていたら2月23日、つまり3日後“仮”“正式”保険証同時に書留で届いた。

 

 どうなんっての?ハードだ!!!!

 

絶対受付忘れてたに決まってるぞ!

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『ヘリオット先生 奮戦記(上・下)』(ALL CREATURES GREAT AND SMALL)
    ジェイムズ・ヘリオット(訳:大橋 吉之輔)
                   〈ハヤカワ ノンフィクション文庫 人 体験〉

 時代は1940年頃のお話。
 グラスゴーの獣医大学を出たての新米獣医のヘリオット先生は、就職難の時勢にもかかわらず、ヨークシャーの獣医助手の職を得る。

 しかし、最初に手がけた超難産の牛の出産は逆子だった。

 吹きっさらしの獣舎にはが降り込み、になって玉石の床に寝転び、牛の産道に肩まで腕を突っ込んだヘリオット先生は、汚物や血にまみれながら、背中には雪を積もらせて逆子の牛を手探りで出産させた

 学校で習った教科書には、きれいな床の真ん中で、きれいな分娩用の上っ張りを着た獣医が、にこやかに産道にほどよく腕を突っ込んでいた。
  牛の持ち主の農夫も、助手もにこやかに笑って出産を見ている。

 学校を出たての獣医ヘリオット先生が出会った、頑固で癖のある農民や、おとなしかったり手に負えなかったりする動物達との、笑いと笑いと笑いと・・・・感動とちょっと涙の毎日を描く、半自伝小説。



 

★☆★ ネタバレ 感想 ★☆★ 


 とにかく、ヘリオット先の優しい目線に感動!

 動物が好きな獣医はいくらでもいるのだろうが、勤め先の気分屋で偏屈な雇い主の獣医のファーノン先生も、お人好しでちょっと抜けているファーノン先生の弟のトリスタンも、土地や空や人、動物、ポンコツ自動車も、今では時代遅れになったちょっと怪しげな薬にも・・・・全てに愛情を注ぐヘリオット先生のような人は少ないんじゃないだろうか。

 “半自伝”と書いてあるので、全てが事実と言うわけでは無いのだろうが、実際に経験しないと表現できない記述が、本当に優しいスタンスで書かれている。

 特筆しておきたいことは、表現が“絵画的”だということだ。

 もちろん、挿し絵も無いふつうの文章なのだが、読んでいると、ヘリオット先生が悪戦苦闘している場面や、農民が困ったり怒ったりしている場面が目に浮かぶようだ。

 ときおり、ヨークシャー地方の風景の描写も出てくるが、余りの美しさに是非死ぬまでには一度行ってみたい・・・などと思ってしまった。

 もちろん助けられなかった命や、我慢のならない現実もあったのだろうが、そんなことはどこかへうっちゃって、ヘリオット先生が生きた土地自分の足で踏んでみたいと思った。

ヘリオット先生はリアルにハードだ!!!!!!
 

星:★☆★☆★
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