No!梗塞ねこ ~その65~
2017.02.17.09:30
嫁さんを半分押し潰しながら、午前8時前に三鷹病院(仮名)に着いた。
毎月、高血圧の治療と投薬を受けている掛かり付けの病院で、先生は私の分かり難い話を根気強く聞いてくれるし、受付の女性達も私の様子を知ってくれている。
いつもはトンピン(お調子者)な私が、ぐったりと嫁さんに覆い被さってやって来たのを見て、
「どうしましたか?」
とかなりびっくりした声をかけて来た。
「ちょっと目眩が酷くて、一人で歩けなくなったので・・・」
と嫁さんが答える。私は、曖昧に薄く笑いながら、
「すみません・・・なんか・・・すみません」
を繰り返していた。
使ってない診察室に通され、私はそのベッドに寝て自分の診察の順番が来るのを待った。
しかし、幸か不幸か寝てるうちに目眩も吐き気も少しずつ治ってきた。
なんと三鷹先生(仮名)が、私を診に来てくれた9時半頃には、椅子に座れるくらいまで回復していたのだ。
「目眩が酷いんですよね?」
「はい、座ってられないくらい酷いんです」
と言いながら、私は椅子にちょこんと座っている。
それが、おかしなことだとは自分では分かっていないのは皆さんのご高察の通りである。
三鷹先生(仮名)が、
「私のやる通りに両手を動かしてください」
と言って、鼻先に交互に左右の人差し指を当てたり、伸ばした腕で左右の指先同士をくっつけたりする動きをして見せてくれた。
私は、その動きを見て同じように繰り返していく。
もちろん目眩は残っているが、特に難しいとは感じないで先生が出していく課題を全てクリアしてしまった。
なんとなくおかしなことをやってるな・・・・と思いながら私は先生を見た。
先生も、なんかおかしいな・・・・と言う顔をしていた。
おかしな・・・ハードだ!!!!!
合格するばかりが正解ではないのだ!
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