2017.02.14.AM.03:35
救急車が走り出してから薄目を開けた為に、私はものすごい目眩に襲われた。
目をぎゅ~~~っと瞑って、私自身の回転を抑えようとする。
目を瞑っていれば、ほんの少しずつ目眩が少なくなっていくような気がしていたのだ。
心電図を録る準備が出来たら、救急隊員さんが、
「しらはまさん。ちょっと我慢して目を開けてもらえますか?眩しいですけど、ちょっと目に光を当てますからね」
ペン型の懐中電灯で目に光を当てたり外したりして、瞳孔の反射を見られた。
「ごめんなさいね。直ぐ済みますからね」
と言って、その結果をクリップボードに書き込んだ。
その結果は知らされなかったが、短い間でも目を開けたことによって目眩がまた酷くなった。
激しい目眩で吐気が増して・・・・・救急隊員さんが、何をしているのか確かめようと、迂闊にもまた目を開けてしまった。
この目眩がもう面白いように回転するのだ!
X軸とY軸だけでなくZ軸方向にも回るのだ!
つまり3Dの目眩が、ストレッチャーに固定されているはずの私を翻弄する!
こんな目眩があるのか!?・・・・と思えるほどの体の揺れ・・・というより、高速回転である。
その時、女性の救急隊員さんの早口が聞こえてきた。
「PCあり!!」「多少PCあり」・・・・・・・・・「PC多少あり!」・・・「PCが出ています!」「PC多少あり!!」
なんだか、一回言えばいいようなものを繰り返し言っている。
たぶん。心電図の波形に何か問題の乱れが表れるたびに言っているのだろうと、目をぎゅっと瞑ったまま私は思った。
私は、ふ~~っと気が遠くなりながら、
「しらはまさん!頑張ってくださいね」
と、励ましてくれる声を聞き逃さないように、意識が闇の底に沈んでいかないように頑張った。
三次元回転ハードだ!
『PCあり!』って何?
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