みなさんは想像力について

考えたことはありますか。


ジョン・レノンの「イマジン」や

よく耳にする「思考は現実化する」という

言葉はアメリカの著作家ナポレオン・ヒルが唱えた成功哲学の思想です。


また、アインシュタインも想像力について言葉を残しています。

「想像力は知識より大切だ。知識には限界がある。想像力は、世界を包み込む。」


アスリートもよくイメージトレーニングをしますよね。

そしてゾーンに入る、というのもよく耳にします。


「ゾーン」とは、集中力が極限まで高まっている状態のことですが、一流のスポーツ選手の方などよく、世界レベルの試合などで「ゾーン」に入る経験をしたという話を耳にしますよね。

時間がゆっくり流れ、物理的なものが普段と全く違う見え方、捉え方になり、自分がイメージしていたパフォーマンスが完璧に、またはそれ以上なものを発揮できるといいます。


心と体が完全に調和し一体化しているんですね。

この「ゾーン」というのは

なかなか入ることが難しいと聞きますが

私たちにも可能だそうです。

ここでもまずイメージ、想像力が関わってきます。

なかなか奥が深い話なので、興味のある方は是非詳細を調べてみてください。


最後に思い出されたことがあります。

キング牧師の「I Have a Dream

私には夢があります、という言葉です。


ひとりの力ではなし得なかったことが

ひとりがイメージした夢を語る言葉の

推進力というもの、

想像力のちからを感じます。


私もささやかではありますが、

思い描いているものがあり

それに向かって日々の営みに

落とし込んでいるような感覚で

暮らしています。


その時の目先のことでいうと、

修学旅行を前に頭にあったのは


関わってくれている皆の想いを

誰の思いも取りこぼすことなく

ひとつのかたちにして返したい。


なんかそれだけでした。

感謝の気持ちでなんだか胸いっぱいだったんです。

だからといって、息子の気持ちを無理矢理に

同じ方に向かわせることはしたくはありません。

この今ある状態というのは

皆さんの、息子の気持ちも、私の思いも含めて成り立っている

そのことを常に意識して決断していました。


今でもそうです。

どうあるべきかという、既存の枠に当てはめるようなことから

なるべく離れところから

考えをスタートさせてるイメージです。


日常の話に戻りましょう。

修学旅行の前日、学校の方、

先んじて教頭先生に別行動で一泊してくる話をしました。


修学旅行のしおりは頂いていたので

それに沿って、本人から時間帯はずらしたい

といった要望もおりこんで予定を立てました。


でもまだ、私は諦めてはいませんでした。

人の気持ちというものを考えると

あらゆる可能性を捨てられないのです。


その日20分休みに、何人かのクラスメイトが

遊びに来てくれました。

明日は修学旅行だから、と言ってきてくれる子もいました。

そして、行こうよ。と。

また、給食の時に来るね。

そう言って帰って行きました。


息子は困った顔をしていましたが

私は知らないふりをしていました。


2学期に入ってから

会議室で過ごしている話を知った

クラスメイト達と給食を一緒にとる

機会が増えてきました。

ただ、他のクラスの子とはあまり

顔を合わせないように

昼休み前には帰りたいといって

それまでに食べ終わるようにしていました。


そのことで担任の先生とも話し合って

クラスの子達が会議室で一緒に食べたい

と言ってくれる子が後を経たないという

話を受けて(ありがたいことです)


では時間までに間に合うようだったら

お互い無理しないようにして

一緒に食べることにしよう。と話していました。

ですからもし用意が遅くなってしまったら、

申し訳ないけれど、また別の日にしよう、と話してもらうことにしていたのです。


でもその日は、遅くなろうがなんだろうが

私は待つつもりでいたのです。

話を延ばして時間を稼ぐかなんかしてでも

クラスメイトの子たちと一緒に給食を食べることは外せない(アクティビズムにおけるところの)アクティビストな大切なアクションだったのです。


ところが、その日は時間が押しているようで

待ってもなかなか来る気配がありません。

担任の先生も、どうやら通例に従って

今日は来させないつもりのようなので

急いで、職員室で顔見知った先生に声を掛けて

事情を理解してもらい、

今日は特別なんです、と

少しくらい遅くなっても大丈夫ですから

お願いします、と伝えてもらいました。


少しして男の子グループが

やってきてくれました。

食事が始まったんですが

なんとも本題に入りにくいようで

ゲームの話を始めてしまいました。

このまま終わってしまいそうなので

また、職員室に行って

先ほどの取り次ぎをしてくれた先生

彼女は音楽の先生なんですが、

会議室授業の立ち上げ当初から

教頭先生と2人で関わってくださった方なんです


そうですか、わかりました!

そう言って今度は有志で女の子、男の子を

集めて連れてきてくれました。


ちょうど食べ終わって、

結局ゲームの話で終わって帰ってしまった

子たちと入れ替わりに彼らがはいってきました。

息子は帰り支度を始めていて

どうしたんだ、といった感じだったんですが

10人くらいの子供たちが周りを囲んで

あのさ、どう切り出したらいいか

考えあぐねているのを、

息子はその場を立ち去ることなく

みていました。

音楽の先生からほら、と背中を押された

女の子が最初に口を開きました。


一緒に修学旅行、行こうよ。

同じ活動班の女の子でした。

口火が切れると、次々に

行こうよ、行かない?と声が上がりました。


息子の方は、もう電車で行くって

決まってしまってるからなぁといった

感じで私の方に話を振ってきたので


全然、今でも変更できるから

そこら辺は大丈夫だよ。

そう言ってまた、息子に返しました。

ここはあなたが決めなくちゃ。


以前の息子であれば、

私の方に耳打ちして

なんて言ったらいいか分からないから

代わりに代弁してほしいとなるんですが


ごめん、ぼくは別で電車で行くことにしたから。と断りました。


そうか、やっぱりそうか。

残念だけど仕方がないか。

そう思って聞いていたんですが


それを聞いた子ども達も、

連れてきてくれた先生も

みんな残念、がっかりといった

雰囲気になりました。


その時、他の女の子が

でもさ、一緒に行けないけど

同じ場所にいるってことだよね。

といったことを言ってくれたんです。


だから、これはこれでいいね。って。


あぁそうだね。これも一緒ってことだよね。

そんな感じで子供たちが納得しているところを見て

さすがに私は思ってもみなかった展開に

驚くやら、想いで胸が詰まってくるやら


ほんとうに、いろんな人がいて

そのいろいろな人と繋がることによって

こんな風に自分ひとりでは思いもよらない

今に変えていってくれる。

これも生かされてるという実感の連続です。


そして子ども達がまた

本当に大人の私たちの考えよりも

はるかに柔軟であるということ。

またそんな子どのありのままを育んで

いきたいと改めて思ったのでした。


昇降口では、掃除が始まっていて

他のクラスの子ども達はなんだ?

となっているなか、

中には事情を知っていて

お土産買ってくるからな!と声をかけて

くれた子もいましたが


クラスメイトの子たちに見送られながら

学校を後にしました。


次は修学旅行、当日から

始まります。


お付き合いくださり

ありがとうございます。

良かったらまた、読みにきてください。