本島中部の海岸に、ハシブトアジサシが渡来しました。
今年は4月と6月にも南部海岸で目撃されており、今回は中部での確認となります。今回の個体が、これまで南部で確認されていた個体と同一なのか、それとも新たに渡来した別の個体なのかは分かりません。
ハシブトアジサシは、沖縄本島では以前は「稀な迷鳥」とされていたようですが、近年は目撃される機会が増えてきました。今回も、こうして身近な海岸で姿を見ることができました。
この個体は干潟の上空を飛び回りながら獲物を探し、時折、滑空して砂地にいるカニを掬うように捕らえていました。
捕らえたカニは空中でそのまま飲み込むのではなく、いったん地上に降りてから食べていました。
野鳥の採餌行動を観察していると、同じアジサシ類でも種類によって餌の捕らえ方や食べ方に違いがあり、とても興味深いものです。今回は、ハシブトアジサシの採餌行動をじっくり観察することができました。
今のところ、この個体は2日連続で確認されています。
いつまでこの海岸に滞在してくれるのかは分かりませんが、しばらくは姿を見せてくれることを願っています。これからも、干潟の上空を飛び回り、カニを捕らえる姿を観察しながら、その行動を楽しみたいと思います。


