干潟を歩き回りながら、盛んに採食している野鳥がいました。キアシシギです。

 

 キアシシギは、干潟をゆっくり歩くだけではありません。餌を見つけると、時には小走りになり、干潟の表面に嘴を突き込んで採餌します。その動きは意外に素早く、忙しそうに干潟を駆け回る姿を見ていると、こちらまで楽しくなってきます。

 

 

 キアシシギはチドリ目シギ科の鳥で、名前のとおり黄色い脚が大きな特徴です。嘴はほぼまっすぐで黒く、下嘴の基部がやや黄色味を帯びています。干潟を歩く姿では、この黄色い脚がよく目立ちます。

 

 日本には春と秋に旅鳥として渡来しますが、沖縄本島では越冬する個体も見られます。そのため、沖縄では渡りの時期だけでなく、冬の干潟でも出会うことのできるシギの一つです。

 

 いよいよ秋の渡りが始まり、これから干潟を訪れるキアシシギの数も、少しずつ増えてくることでしょう。

 

 

渡ってきたばかりの個体が増えていく様子を観察するのも、秋の鳥見の楽しみの一つです。越冬する個体もいることから、これからしばらくの間、干潟でキアシシギの姿を追いかけることができそうです。