干潟では、チュウシャクシギの姿が目立ち始めてきました。
チュウシャクシギは、ほかの小型のシギ類に比べて体が大きいため、干潟に数羽いるだけでもかなり目立ちます。特に飛び立ったときには、大きな体と長く湾曲した嘴がよく目立ち、遠くからでもチュウシャクシギだと分かります。
チュウシャクシギは、日本では基本的に旅鳥として扱われ、春と秋の渡りの時期に各地へ渡来します。沖縄はその渡りのルート上にあり、沖縄本島でも干潟や海岸、水田などで観察することができます。
今の時期に見られるチュウシャクシギには、渡りの途中で立ち寄った個体や、しばらく沖縄に滞在していた個体など、いくつかの可能性が考えられます。ただ、これから秋の渡りが本格化していく時期ですので、今回見られた個体の多くは、今季の秋の渡りで渡来したものではないかと思います。
チュウシャクシギの主な食べ物は、カニなどの甲殻類や水生昆虫などです。干潟を歩きながら、カニを追いかけている姿を見かけることもあります。
チュウシャクシギが長い嘴を干潟の地面に突き込んで餌を探している姿を観察すると、「この長い嘴は、このためにあるのだな」と実感させられます。
これから秋の渡りが進むにつれて、干潟を訪れるチュウシャクシギの数も増えてくることでしょう。しばらくは、干潟でのチュウシャクシギの動きから目が離せません。


