沖縄本島でバードウォッチングのメッカとして知られる北部の農耕地を訪ねました。しかし近年、この場所では渡り鳥の飛来が以前より少なくなったように感じています。

 

 原因ははっきりとは分かりませんが、一つ気になるのは農地の耕作状況です。渡りの時期と田んぼに水が張られる時期がうまく重なっていないのではないでしょうか。

 

 この日も農耕地のほとんどは乾いた状態で、水が張られた田んぼはほとんど見当たりませんでした。シギ・チドリ類にとって、水田は重要な採餌場所です。せっかく渡来しても十分な餌場がなければ、長く滞在することなく次の場所へ移動してしまう可能性もあるように思えます。

 

 そんな中、水路で採餌する約20羽のタカブシギの群れに出会うことができました。沖縄本島でこれだけまとまった群れを目にしたのは今季初めてで、いよいよ秋の渡りが本格的に始まったことを実感しました。

 

 

 

 これからはタカブシギをはじめ、さまざまなシギ・チドリ類が次々と姿を見せてくれることでしょう。今年の秋も、どのような出会いが待っているのか楽しみです。