カワウの獲物の奪い合いは、いつ見ても壮絶です。

 

カワウは魚を捕えると、いったん水面に浮上してから飲み込みます。小さな魚なら問題はありませんが、ときには簡単には飲み込めないほど大きな魚を捕えることがあります。

そんなとき、カワウは水面で四苦八苦することになります。

 

 この様子を見た他のカワウが、獲物を奪おうと大急ぎで集まってきます。すると、たちまち激しい奪い合いが始まります。

 

 

争いは二羽だけとは限りません。三羽、四羽と増えることもあります。

 

最初に魚を捕えたカワウは、必死に逃げ回ります。ときには魚をくわえたまま潜ることもあります。魚を飲み込むまで、追いかけ回される状況が続きます。

多くの場合は、最初に魚を捕えたカワウがそのまま飲み込みます。しかし、運悪く横取りされてしまうこともあるようです。

 

 越冬中のカワウにとって、食事はまさに命がけです。

体に栄養を蓄えるための、必死の攻防なのです。