夜、農地の中の道を車で走っていると、ヘッドライトに照らされた畑の中で黒い影がうごめいているのが見えました。

一瞬、フクロウ類ではないかと思いました。

 

車を近くまで進めて路肩に停め、懐中電灯で照らしながら探してみました。

しかし、そこにいたのはフクロウ類ではなく、別の鳥でした。

 

懐中電灯の光では暗くて姿がよく見えないため、カメラの感度を上げて撮影してみました。

それでも十分な明るさは得られず、写ったのは不鮮明なシルエットです。

 

 

 

 写っている範囲で特徴を確認すると、まずヤマシギの可能性が考えられました。

この辺りでは昼間にタシギも確認されることから、タシギも頭に浮かびました。しかし、後頭部に見られる横斑や目の位置、嘴の形状などから判断すると、タシギではなくヤマシギのように思われます。

 

 ヤマシギは一般的に、ほぼ全国で繁殖する留鳥で、積雪のある地方の個体は冬期に暖地へ移動します。

主に夕方から活動し、落ち葉の多い林内や林縁部などで見かけられる鳥です。

夜行性であることに加え、保護色によって地面に同化しやすく、見つけるのが難しい鳥とされています。

 

 私はこれまでヤマシギを観察した経験がないため確信はありませんが、今回はヤマシギとして記録しておきたいと思います。