近くの公園の池では、今季もハシビロガモが30羽前後、越冬しています。

 

人が近づけば警戒して離れていくのかと思いきや、意外にも逆に近づいてきます。目的は、鯉に与えられる餌のおこぼれです。鯉への餌やりが始まると、どこからともなくハシビロガモが集まり、池の水面はたちまち賑やかになります。

これは鯉への餌やりなのか、それとも結果的にハシビロガモへの餌付けになっているのか、少し気になる光景です。水面では、鯉とカモたちが入り乱れ、餌の奪い合いが繰り広げられています。

 

 

 平日にも餌やりの姿は見られますが、休日は特に子ども連れが多く、あちこちでパン等が投げ込まれます。そのたびにハシビロガモが群がる様子は、微笑ましくもあり、どこか気がかりでもあります。

 

 パンは炭水化物が中心で、野鳥にとって十分な栄養があるとは言えないと聞きます。越冬期は体力を蓄える大切な時期です。もしパンを過剰に摂取することで栄養が偏ったり、体調を崩したりすることがあれば、無事に越冬し繁殖地へ帰れるのかと心配になります。

 

人と野鳥との距離が近い公園の池。微笑ましい光景の裏側で、野鳥たちにとって本当に望ましい環境とは何か、改めて考えさせられます。