カモ類が水面を走って飛び立つ様子は、テレビなどでもよく知られています。その際の走り方は、左右の足を前後に動かす交互走行です。

 

一方、カワウも飛び立つ際には水面を走って助走を行いますが、その方法はカモ類とは明らかに異なります。よくよく観察してみると、カワウの助走は交互走行ではなく、ジャンプするように両足を同時に蹴る動作を連続して行っていました。いわば「両足同時蹴り」による助走です。

 

 この点を確認するため、連写で写真を撮影しました。写真を見返すと、確かに両足を同時に蹴って水面を進んでいる様子が写っていました。ところが、観察を続けていると、ごくまれに交互走行と思われる動きも見られました。個体差によるものなのか、あるいは状況によって使い分けているのかは分かりませんが、非常に驚かされました。

 

↑交互走法をするカワウ

 

↑両足同時蹴り

 

 短時間の観察で結論づけることはできませんが、体感的には交互走行が見られるのは10回に1回程度ではないかと思われます。今後も引き続き、楽しみながらカワウの離水行動を観察していきたいと思います。