農耕地では、ほとんどの田んぼで稲刈りが終わっています。その稲刈り後の田んぼにはたくさんの米が落ちています。この米を求めて野鳥たちが集まってきました。スズメやハトなど穀類の好きな野鳥たちです。

 

 先日、稲刈り後の田んぼでスズメの様子を観察している時でした。そこに1羽の野鳥が舞い降りました。コホオアカです。コホオアカはホオジロ科に分類される鳥で、沖縄本島では春秋の渡りの時期に見られる野鳥です。

 

↑コホオアカ

 

 コホオアカは体長12.5cm。ホオジロ類で最小の種です。顔の模様のコントラストが強く、黒い冠羽と赤茶色の頭央線、薄い色のアイリングが特徴的です。赤茶色の頰の縁には黒い線があります。

 

 稲刈り後の田んぼには、これから冬にかけて多くの野鳥がやってきます。野鳥たちにとって貴重な餌場です。バードウォッチャーにとっても楽しみな場所です。