読谷村の農道をドライブしていると、電線に1羽の小鳥を見つけました。車を停め、とりあえず写真に撮りました。液晶モニターで確認するとリュウキュウツバメに見えました。リュウキュウツバメは見慣れすぎた野鳥ですので1枚の写真だけで済ませました。
帰宅後、パソコンで画像を確認すると、その小鳥はリュウキュウツバメではなくエゾビタキでした。なぜエゾビタキがリュウキュウツバメに見えたのだろうか。その理由は、撮る前からリュウキュウツバメとの思い込みがあったからだと思います。最近、電線に留まるリュウキュウツバメの姿がやたらと目についていました。いつでも数羽が一緒です。今回は1羽だけだったうえに違和感もあり、わざわざ車を停め写真を撮ったのです。それなのにカメラの画像を見間違えるなんて、我ながら情けなく思いました。
↑エゾビタキ
ドライブ中、電線に留まる野鳥を見かける機会はいくらでもあります。通常は肉眼で見てスルーします。いちいち車を停め確認していたら前に進めません。また、後続車の迷惑にもなります。時と場所をわきまえるべきでしょう。
今回は野鳥観察のためのドライブ中で、しかも車の往来がほとんどない農道でした。そういう時だからこそ、たとえ電線に止まる野鳥でも、気になったらしっかり確認すべきだったと思います。
話は遡りますが、一昨年の10月に今回の状況とよく似た経験があります。たまたま撮った写真が、沖縄本島では滅多に見ることのない旅鳥のアカマシコでした。貴重な一枚になりました。
他にも同じような状況で、2度目のアカマシコやアカショウビン、コシアカツバメを撮った経験もあります。
↑アカマシコ(2023年10月に撮影)
電線に止まる野鳥はバックが空で逆光のようになりますので肉眼での識別は難しい。そういった場面では「撮るべし」ですね。