サギ類は水辺の浅い場所で魚等を捕食します。シラサギ類は小さめの魚を捕えるとその場ですぐに飲み込みます。アオサギは、わりかし大きめの魚を狙っているようです。捕えるのも、魚を咥え捕るより嘴を突き刺して捕える場面が多々あります。嘴を突き刺した方が捕えやすいのでしょう。

 

 大きな魚を飲み込むときは頭から飲み込みます。ヒレが喉に引っかからないようにそうしているのだと推測できます。頭から飲み込むには咥え直す必要があります。咥え直すとき、うっかり水の中に落としてしまうと逃げられてしまうことが考えられます。サギは、そのことを知っているのか、大きめの魚を捕えると水のない場所に移動してから魚を飲み込みます。

 

 今日のアオサギはいつもと様子が違っておりました。捕えた魚は、さほど大きくない魚です。ごく浅い場所まで来ると魚を水の中に離しました。魚は逃げようとしますが浅過ぎて逃げられません。アオサギはまた、「魚を捕らえ、また逃がして」を繰り返しました。お腹が空いてないのか、不味い魚なのか、はたまた遊んでいるようにも見えました。

 

 

 

 鳥でも哺乳動物のように「獲物で遊ぶ」ことがあるのだということを垣間見た出来事でした。