チョコレートやココアの原料となるカカオが本部町の海洋博公園熱帯ドリームセンターの温室で栽培されています。花も実も同時に観察できました。

 

 

 

 

 

 

 

カカオについて、以下、樹名板・説明板より引用します。

 

特性

熱帯アメリカ原産。熱帯地域で広く栽培される。

樹高4~6mの常緑小高木。葉は長楕円形で長さ20~30cm。

花は淡黄色または淡緋色、直径1.5cmで幹に直接つく。

果実は紡錘形で長さ15~20cm。熟すると緑色から濃黄色、赤紫色になり、0~50個の種子を含んでいる。

 

利用

種子を発酵させ、果肉を取り除いたカカオ豆を乾燥→焙煎→粉砕→カカオ脂・砂糖・乳製品・香料などを混ぜて固めたものがチョコレード。

粉砕→圧縮→カカオ脂を除いたものがココアになる。

観賞用としても鉢栽培される。

 

栽培のポイント

年平均気温25°C以上で、年間降水量 2,000~2,500mmの肥沃な場所に適する。

直射光に弱いため、遮光が必要。繁殖は接ぎ木、取り木による。

 

トビックス

日本への導入は大正中期といわれる。

古代メキシコではカカオ豆は貴重品で通貨の代用になった。