毎年、ツバメチドリが繁殖地としている農耕地があります、今年も繁殖しているのでしょうか。鳥友の情報によりますと、雛はすでに飛べるまでに成長しているという。私も自分の目で確認しようと現地を訪ねてみました。

 

 なるほど情報通りでした。多くの雛鳥たちがいました。飛んだり跳ねたり、飛ぶ練習をしているのもいます。飛べるようになった幼鳥は、自分でも餌を捕りますが、親からの給餌も受けていました。

 

 

 ツバメチドリの幼鳥たちを観察している時、急に騒がしくなってきました。今までの鳴き声と違う声を発しています。上空ではたくさんのツバメチドリが飛び交っていました。辺りを見渡してみると1羽のカラスが電柱に止まっていました。カラスはツバメチドリの天敵です。ツバメチドリは一致団結してカラスを追っ払っていたのです。

 

 ある畑では農家の人がサトウキビの植え付け作業をしていました。その側(前面道路)で1羽のツバメチドリが、羽をばたつかせています。擬傷行動です。

 

ツバメチドリはその1羽だけで他には見当たりません。1羽だけが他のツバメチドリと離れた場所で営巣したのでしょうか。