宮古島鳥見の旅2日目も大野山林を散策しました。ここでは多種の野鳥が見られます。いろいろな野鳥の声を聴きながら林道内を散策するのは非常に気持ちの良いものです。林道は木が生い茂り、直射日光を遮ってくれます。ただし、風がほとんどないので暑さはあります。
相変わらず聴こえる野鳥たちの鳴き声を楽しみながら歩いていると、突然、目の前を横切る野鳥がいました。サンコウチョウです。サンコウチョウは林道沿いの枝に止まりました。私は急いでシャッターを切りました。野鳥が現れたらいつでも撮れるようにカメラを準備していました。
その日は何度かサンコウチョウに会うことができましたがほとんどは薄暗い場所で、しかも枝被りでした。
サンコウチョウは、小さな冠羽、長い尾羽、コバルトブルーのアイリング、独特なさえずりが特徴です。日本では本州・四国・九州・沖縄に夏鳥として渡来し、平地から低い山のうす暗い林で繁殖します。
5月ごろ渡来して日本で繁殖、秋に南方へ渡ります。春に渡ってきたときはすでにオスの尾は長いのですが、秋に渡るとき、長い尾は無くなっています。
エキゾチックな魅力にあふれたサンコウチョウは、バードウォッチャーが「一度は出会いたい鳥」としてあこがれる人気の夏鳥です。

