沖縄本島中部の公園にも夏鳥の代表であるアカショウビンが渡来した
私がこの公園を訪ねるのは昨年の夏以来である
緑の谷間にアカショウビンの声が鳴り響いていた
しかし、なかなか姿は見つからない
眼下の薄暗い場所で何かが動く気配がした
双眼鏡で覗き込む
小枝に止まるアカショウビンの姿があった
アカショウビンとは今年初めての遭遇である
アカショウビンは小枝に止まり獲物を探しているのか辺りを見渡していた
アカショウビン
全体が鮮やかな赤褐色で、くちばしは目立つ赤色である
日本では夏鳥で、よく繁った広葉樹林に生息し、枯木などに穴を掘って巣にする
木のうろや崖、キツツキの古巣を使って営巣する場合もある
食性は動物食で渓流に飛び込んで魚やカエル、サワガニなど水生昆虫などをとらえるが、地面のカタツムリやトカゲをとらえたり、セミなどの昆虫も捕らえる
薄暗い森の中で「キョロロロロ・・・」とだんだん小さくなる声でさえずる
よくひびく声だけで、その存在がわかるが、見つけるのは難しい
梅雨時で雨が降りそうな時に鳴くので、雨乞い鳥、水乞い鳥とも呼ばれる
