ベニバトの情報を得て現地に行ってみた

 

しかし、ベニバトは簡単には見つからなかった

 

通常、ベニバトは採餌の時、キジバトやドバトの群れに混じっている場合が多いという

 

今の時季、稲の刈り取り後には落穂が多い

 

その落穂を求めて鳩などが群れる

 

キジバトは5〜6羽と数羽の群れしか見つからない

 

その数羽の中にベニバトが混じっていないか探してみる

 

ベニバトがキジバトやドバトに混じって採餌するのには理由がある

 

他の野鳥もそうではあるが数が多い方が天敵の襲来に気付きやすいと考えられている

 

散々、探し回ってもベニバトは見つからないので「ある作戦」を立てた

 

ハトの群れをじっくりと観察する作戦である

 

理由として、いるはずのベニバトを見落している可能性があるからだ

 

幸い、最初にであった群れで的中した

 

キジバト、ドバトが混じった10羽前後の群れを見つけた

 

道路脇に車を停め、エンジンを切り、じっくりと観察することにした

 

肉眼でベニバトを探したが見つからなかった

 

次に、ハトの群れまで大した距離ではないが双眼鏡を使用した

 

するとチラッとベニバトを確認した

 

しかし写真を撮ろうと望遠レンズで覗くと見つからない

 

自分の見間違いかと思い、また、双眼鏡で探した

 

やはりベニバトはいた

 

ベニバトはキジバトに比べ、かなり小さい

 

その上、薄いピンク色で周辺の枯葉色と同化している

 

双眼鏡では鮮明に見えるがカメラのレンズでは見えにくくなるのが理由であった

 

かくしてベニバトを写真に収めることができた