わずかに雑草が生えてる広い裸地の50mほど先にミフウズラの親子が佇んでいた

 

この距離だと小さな雛は肉眼では見えづらいし、写真にもならない

 

私はミフウズラが近づいてくれることを期待して待つことにした

 

暫くして親鳥がこちらの方向に向かって歩きだした

 

その後方を雛たちが追いかける

 

そのうち親鳥が斜めに歩きだした

 

それも一方向ではなく右斜めに行ったり左斜めに行ったりを繰り返している

 

雛たちは親に逸れまいと必死についていく

 

はたから見て「意地悪」をしているようにも見える

 

見方によっては親が雛たちに「走る訓練」をしているように見えなくもない

 

何故なら、この雛たちの走りにはたどたどしさがある

 

雛の大きさや産毛を見ると孵化から2〜3日しか経ってないと思われる

 

親鳥は考えた「早く鍛えなければ天敵に襲われた時に逃げきれない」

 

私は勝手にそう思うことにした