傷ついた野鳥を見つけた場合、どうしたらいいのでしょうか?

 

一般的には、野鳥は自然界のルールに従って生きているので、簡単に手を差し伸べてはいけないと言われています

 

 

数年前の話であるが、A子さんは自宅庭でうずくまるアカショウビンを保護しました

 

近くに傷ついた鳥を保護している施設があったので電話で保護を依頼したそうです

 

すると施設の職員が言うには「自然界のルールがあり、ほっといてくれ」と言われたそうです

 

今思うと、このアカショウビンは窓ガラスに激突したのかもしれない

 

そうだとしても「自然界のルール」に当てはまるのか疑問です

 

(アカショウビン:写真は傷ついたアカショウビンとは関係ありません)

 

2012年の3月に豊見城市の三角池で様子のおかしいクロツラヘラサギを発見しました

 

 

写真を撮って自宅のパソコンで確認すると、クチバシに釣り糸が絡まっていました

 

 

私は新聞社に写真を持って行き保護をお願いしました

 

その後、野鳥の会や環境省の協力に下、釣り糸を取り除き元気になったところで放鳥したという

 

新聞報道によると、このクロツラヘラサギは2013年にも沖縄県にやってきた(足に標識がついているので確認できる)

 

また、2014年には韓国で営巣もしたという

 

 

2013年5月傷ついたセイタカシギを発見しました

 

(セイタカシギ:右足が壊死したように見える)

 

その際も新聞社に持ち込んだが、記事になっただけで保護はされませんでした

 

セイタカシギは一般的な渡り鳥で、クロツラヘラサギは世界的な希少種で絶滅危惧種です

 

仕方がないことではあるが、人間の価値観で野鳥の価値、命までもが決められるのは、少々、疑問も感じます