ヒガ孝則の教育行政関連は5点ある
三点目は「島袋地区中学校通学バスの無料化」だ
島袋地区の児童・生徒は1989年3月末まで沖縄市立島袋小学校、沖縄市立山内中学校に通っていた
1989年4月1日北中城村立島袋小学校が沖縄市立島袋小学校から分離開校した
それと同時に中学校の校区も北中城中学校へと変更になった
バスを利用して中学校に行くには、徒歩で国道330のバス停まで行き(最も遠いところは約2km)バスに乗り(約10分)石平でバスを乗り換えて(1時間に1本)行くか石平から徒歩で行く(約2km)ことになり相当の時間を要した
もう一つの方法はサングリーン道路を徒歩で行くしかなかった(約3.5km)
サングリーン道路は今でこそイオン東通りとなり整備され明るい道路となっているが、当時のサングリーン道路は見通しの悪い曲がりくねった危険な道路であった
中学生が徒歩で学校に通うには危険すぎるというのが共通認識であった
そのような事情もあり自治会運営のバス運行となったわけである
当然、自治会にバス利用料金を無料にするだけの力はないので料金を徴収していた
しかし、日付は定かではないが二代目のバスに買い替えて後、総合事務局の指導により、バス運営を自治会から村に変更となった
その際、バスもバス会計としての預貯金(500万円余)も含めて、自治会から役場へ無償譲渡した
そのような事情もあり利用料金徴収が現在まで続いている
本来、スクールバスの運行は無料が原則であり、また交付税措置がされることがわかり、ヒガ孝則は通学バスの無料化を公約として掲げたのである
両候補予定者の討論会で「受益者負担」とか「不公平ではないか」との指摘があったが、私の個人的見解では義務教育のバス利用者に受益者負担云々は適当ではないと思う
また、過去の事情(経緯)を勘案すると島袋の通学バスを止めるわけにはいかない
また、ヒガ孝則はあやかりの杜のバスを通学バスに利用できないか検討する余地はあるとしている