6月3日、問題が発生した
6月定例会の一般質問の通告期限(6月2日)の翌日である
ある議員は「一般質問で取り上げられ、問題化されると業務に支障が出る、との理由で、意図的に発表をずらしたのではないか」と疑問の声をあげた
問題とは、村がサウスプラザ地区内に所有する土地を民間事業者に売却するということである
この件については村長をはじめとする村執行部の数名で決定したもので、村の課長の皆さんや議員、関連のある地主会にも知らされてなかった
直ぐに反対の声をあげたのは「ローワプラザ地主会」である
ローワプラザ地区の軍用地は近い将来返還される見込みであるが、返還後の跡地開発には、どうしても当該土地も一緒になって開発する必要がある
当該土地は国道に面しているが反対側は高い崖地になっている
ローワプラザ地区は当該土地と一緒に開発しなければ支障が出るということである
ある地主の主張は、「村が購入した際、合同で開発することは、地主会はじめ関連のある沖縄市とも約束済みである。それを無視して売却するとはとんでもない」
この件については、方々からの反対意見があり、取り下げとなった
議会に対しては、会期中の全員協議会の中で村長から取り下げた旨の説明があった
即日、ホームページからも削除された
私は説明会の中で「密室(村の幹部数名のみ)で決めた」ことを問題視、指摘した
もし、公にする前に庁議に図っておれば、このようなことは未然に防げたであろうと推測される
憶測でものを言ってはいけないが、村長の任期を前にして、大急ぎでことを成し遂げようとすることに疑惑の念さえ湧いてくる
北中城村を信じ、プロポーザルに参加しようと準備を始めていた業者には、どう説明するのであろうか
6月3日から公募を取り下げる18日までの間の事業者の労力に対し、簡単に謝って済むものではないと思われるのだがーーー
北中城村はこれまで事業をするにあたりパブリックコメントを取り入れようとしない
今回の公募の件も、いきなりプロポーザル方式である
プロポーザルとは「創意工夫のノウハウを持つ民間事業者等の柔軟な発想及び企画による提案」と聞こえはいいが、
村づくりの企画というのは民間業者が出した案を検討するのではなく、村民の声を聞くパブリックコメントなどから素案を作り上げ、民間に投げかけるのが本来の姿ではないだろうか
私は、優秀な若手村職員のアイデアを生かすべきだと主張したが、「こんな生易しいものではない」と一蹴された
職員(村民)のアイデアより民間事業者が優秀だと決めつけているのか
このような村長の考えは理解に苦しむ!