3月に村民体育館契約書について質問をした際、質問の最中、村長から質問を遮られ、「契約については専門家も交え再契約する」旨の約束をし、質問を途中で打ち切った経緯がある

 

あの時、「これ以上は言わなくていい」と質問を遮った理由は何か

 

当時、村長は契約書の内容はほとんど理解していなかった(読んでもなかった)からである

 

本日の答弁で、それが明確になった

 

「契約書に印は押した。しかし、すべて読んだわけではない」(村長答弁)

 

すなわち、悪い言い方をすれば、メクラ印を押したのである

 

担当課長を全面的に信頼し、すべてを任せたのだろうか

 

確かに、首長がすべての業務を隅から隅まで目を通すというのは不可能なことであろうことは想像できる

 

しかし、村民体育館に限ってはそういうことでは片づけられない

 

なぜなら、村民体育館建設事業は本会議で否決され、否決され、三度も否決された

 

では何故、建設に至ったか

 

北中城村民は記憶に残っていると思いますが、三度目の否決後、一人の議員の病欠の隙間を突いて臨時議会を開催、議長裁決での決定であったからである (賛成6、反対6の同数で、議長裁決となり可決)

 

このような、当初から問題含みのある村民体育館である

 

その問題含みの契約締結を他人任せにし、中身をチェックすることなくメクラ印を押印したのは、明らかな職務怠慢である

 

しかも、その問題だらけの契約書が、8ケ月が経って、まだ見直しが出来てないという

 

本村に重大な損害を及ぼしかねない契約内容の改定を、悠長に構えている理由を質した

 

答弁は

「議員より提出された懸念されるもしくは修正した方が良いとされた資料と併せて、維持管理に関する分担表等を村で改めた修正案についても同様に先方に既にお渡ししてある。しかしながら、相手方より契約書の内容の修正については、専門部署を交え慎重を期したいので時間をいただきたいと連絡がきている」としている

 

相手方は当然、慎重になっている

 

もし、見直し(改定)ができないということになれば、本村は20年間にわたり不安を抱え続けることになる

 

村の立場として、相手があるとはいえ、ここまで時間を要しているのは解せない

 

最も重要な部分は、万が一、台風等で体育館本体に損傷が出た場合、例えば、屋根が吹き飛ばされた場合、修繕は一般的に所有者がすべきであるが契約書では北中城村が修繕することになっている

 

先方が契約書をタテに修繕を拒否した場合、当然、借り主の本村がすべきことでもないので裁判に発展する可能性がある

 

後日のトラブル回避のためにも早急な対応を願いたい

 

 

契約書の守秘義務について

契約書の守秘義務について、他の担当課長に契約書を開示はする必要はないとの答弁であった

 

村の執行部は村長一人ではなく、毎週行なわれる長会(課長会)のはずではないか

 

本会議で議論するために必要な資料を、他の課長に配付する必要がないとはどういうことか

 

村行政は村長一人で行なうもではない

 

課長会を無視するとは?  長期政権のおごりか?

 

そのおごりが、前述の契約書の不備を出している

 

また、議会も同じである。議会も契約の当事者と言うことが出来る

 

村の重要事項の決定に議会は大きな役割を持つ

 

議会と村長は二元代表制で成り立つ

 

すなわち、議会は村長の追認機関ではない

 

村長と議会は役割分担はしているが、行政のすべてに同じように責任と義務があることを常に忘れてはならない

 

 

地方自治体では、執行機関の長の首長と、議事機関の議会議員を、それぞれ住民が直接選挙で選び、

首長、議会がそれぞれ住民に対して直接責任を負う

という制度をとっている。これを二元代表制と言う。