職員の「卒煙」に奨励金で支援
このような新聞記事があった
この企業の、この企画に関しては違和感を覚えざるをえない
一企業に対して他人が口を挟めるものではない
しかし、奨励金の額をみると、口を挟みたくなる
奨励金は、1年以内であれば5千円、3ヶ月以内であれば2万円だという
企業側は、職員の健康保持・増進を図るためとしている
違和感の1つは、そもそも健康保持の問題は各個人で解決すべきものである
煙草は嗜好品であり、喫煙家だけに奨励金を出すとは、煙草を吸わない他の職員との関係では不公平感がある
他の職員への影響、すなわち、受動喫煙等の問題があるとするなら、「職場内禁煙」にすれば済むことである
職場内禁煙は多くの企業で取り入れられており、今や、それが社会現象である
もう一つの違和感は、この企画を新聞へ搭載し、「さも良い取り組み」をしていると、企業PRに使用していることである(逆効果の可能性もある)
さて、北中城村では、庁舎内禁煙となっている
これまで、外階段の踊り場にあった灰皿も含めて全ての灰皿が撤去された
これについて職員への奨励金が出るとは聞いてないし、ましてや新聞掲載もしていない
村民健診や人間ドックに関しては、個人の健康管理でありながら、村補助(税金)で実施している
この件については、健康診断は村民が等しく享受できることや、病気の未然防止・早期発見に役立ち、将来の健康保険税の軽減に繋がることから是とすべきだろう