NHKから国民を守る党「N国」は2013年に発足、先日の参院選において比例区で議席を獲得、国政に進出した
選挙区においては37名を擁立し、全員が落選はしたものの、選挙区において得票率2%を達成したことにより、公職選挙法と政党助成法上における政党要件を満たした
「N国」の政策としては、NHK受信料を払った人だけがNHKを視聴できるようになる「NHKのスクランブル化」を最終的な目標とするシングルイシューポリティクス(単一論点政治)であり、達成された際には党を解党、代表自身(立花氏)も議員を引退すると明言している
立花氏は、参議院議員に当選後、議員会館にはテレビが設置されるので、NHKと法に従い受信契約を締結はするが不払いとすることを宣言している
これを受けて、維新の会代表、松井大阪市長が「現職議員が払わないと表明し、それを見て見ぬふりをし、おとがめなしで通るなら、一般の人はばからしくて受信料を払わない。大阪市も払わない」「大阪市の血税を預かる首長として納税者に説明が出来ない」とコメントしている
また、大阪府の吉村知事は「国民代表の国会議員が踏み倒すと公言していることに対して、NHKは意思表示をすべきだ。不払いが許されるなら、大阪府も払わない」とコメントした
国民民主党の玉木代表も「法律で定められた義務を果たさず平気でいるのであれば、国民民主党も払いたくない。正直者がバカを見ない社会にしなければいけない」と述べ受信料の不払いを認めないよう求めた
等々・・・大物政治家が次々とコメントを出したが、「不払いを認めるなら、我が方も払わない」と言うコメントには少々違和感がある
「なげやり」「NHKに対する脅し」のようにも受け取れる
また、公共放送に対する不信感があるようにもとれる
「N国」は地方議員27名を抱えている
現在の放送のあり方を、このまま放置しておくと、NHKに対する不信感は益々高まってくる
スクランブル化をするなど、制度の見直しをすべき時期に来ているのではないだろうか