7月23日(月)沖縄警察署は交通死亡事故連続発生に伴う非常事態宣言を行った

 

交通ボランティアなど関係各位が急遽沖縄警察署に集められ、沖縄署長が非常事態宣言書を読み上げた

 

 

緊急事態につき急な呼びかけにもかかわらず沖縄署管轄の首長(沖縄市、北谷町、北中城村)全員が揃った

 

今月に入って管内で交通死亡事故が連続して発生した

 

今後、連続死亡事故を食い止めるべく、非常事態宣言だ

 

最近増えてきた事例で、路上寝による死亡事故がある

 

路上寝の死亡事故は、警察が通報を受けてパトカーが駆けつけるまでの数分の間に発生したという例もある

 

警察は、「路上寝を発見し通報したら、パトカーが到着するまで見守って欲しい」と訴えている

 

新聞報道によると、路上寝の110番受理件数は2018年上半期で3,015件(前年同期比187件の増加)だという

 

実にびっくりする数字である

 

世の酒飲みの皆さん!酒はほどほどに

 

「交通死亡事故発生に伴う非常事態宣言」の概要は次の通り

 

運転者の皆様には、交通事故の加害者や被害者にならないために

○法定・規制速度を遵守し、安全な速度で運転する

○車間距離を十分保持し、脇見をせず、しっかり前を見て運転する

○無理な割り込み、すり抜け防止

○二輪車は四輪車の陰や死角に入りやすく、発見の遅れや見落としを招きやすいという特性を認識する

○夜間走行時、対向車や走行車がいない場合には、ハイビームを活用する

○後部座席同乗者にあってもシートベルト着用を徹底する

○飲酒運転は絶対しない

ことを心がけていただきますようお願いします

 

また、歩行者の皆様には

○車道を横断する際は、必ず横断歩道を渡る

○路上寝は絶対にしない。路上寝を見つけたら、安全を確保して110番通報をしていただきたいと思います

悲惨な交通事故を1件でも減らすため、引き続き県民の皆様のご理解とご協力をお願いし、ここに、「交通死亡事故連続発生に伴う非常事態宣言」をいたします

平成30年7月23日  

沖縄警察署長 平良英俊