北中城村議会では、議員発議による「北中城村のゆいまーる精神で地域の絆を育む条例」を提案し、可決した
提案理由(原文そのまま)
私たちの村には、家族は勿論、地域のつながりを何よりも大切にする気風が昔から受け継がれ、ゆいまーる精神で隣近所が互いに助け合い、支え合う地域社会の絆が強かった。
しかし、近年、社会環境が大きく変化し、車社会や核家族化が進展する中で、人と人との交流や家族や地域社会との絆が希薄になり、高齢者の孤立化、いじめや虐待などが大きな社会問題となっている。
こうしたことを背景に、村内行事、社会福祉活動、防災、子育て、防犯活動といった地域活動への参加も消極的になり、自治会への加入率も年々低下し、村民が地域の主体であるという当事者意識が薄れ、地域社会の基盤が弱まっている。
このような中で、東日本大震災や熊本地震で被災した人々やそこに住む地域の人たち、さらには多くの国民が教えてくれた絆の大切さを教訓とし、家族、人と人、地域の絆を強め、顔の見える豊かな人間関係を再構築し、村民一人ひとりが安心して日々の生活が送れる地域社会づくりが重要であり、条例を制定すべきものと考える。

