鹿児島市長が海外出張の際、妻を公費で同伴させたことについて問題になっている
これまでに妻同伴の海外出張が数回あるとのことであるが、妻の旅費のすべてが公費で支出されているとのこと
姉妹都市の記念式典で、市議や市民代表ら11人がオーストラリアのバースを訪問した
しかし、パースの前には2千キロ以上離れたゴールドコーストのテーマパーク「ドリームワールド」やメルボルンの世界遺産「王立展示館」などを回った
鹿児島市によると、訪問団の費用は総額1500万円を超えるという
市長は「議会も承認しているので問題はない」と話す
私がこの件をブログに取り上げた理由は「議会が承認した」という点にある
通常、議会で承認するのは「予算」であり中味についてはほとんど論ぜられない
海外出張で出張先と関係のない観光施設巡りや市長の妻が同伴するというのは議論されない
北中城村で、去る12月の一般質問の中に同じような答弁があった
「アリーナ建設について議会が承認した」というが、これまで議案として上程されてこなかったのに「いつ承認された」のかと質問をした
返ってきた答が「25年、26年、27年の一般会計予算」だという
25年、26年の予算案ではアリーナについての予算計上はなく、アワセ土地区画整理地域の関連予算が計上されている
27年3月の定例会で、初めて用地購入費が予算計上された
6月に「債務負担行為11億8千万円」がスポーツ交流施設用地購入として上程された
そのときに私は「アリーナ建設が承認される前に用地購入の債務負担行為を認めたら建設ありきになる」として反対をした
すなわち、アリーナ建設については、まだ、議会では承認されてなかった
私は「28年のアリーナ建設費予算」計上が初めての上程だと主張した
その時にも「これまで承認してきたのに、今になって反対するのはおかしい」との賛成討論があった
私は、「過去にアリーナ建設についての説明は(私が議員になる前から)幾度か受けているが、正式に上程され、議会として承認した事実はない」と主張した
運営計画が未だに示されないなか、、用地取得予算が承認なったので、これをもって「アリーナ建設計画の全体が承認をされた」というのは無理がある
以上から考えると予算案は「隅から隅までチェック、裏の裏、将来まで予測」しなければ承認すべきでないといえる
来る3月の定例議会で上程される予算案はしっかりチェックして議会に臨みたい