思いつき公約とは何か?


選挙前に票欲しさに突然言い出す公約のこと
「言ったもの勝ち」を狙っている


先の東京都知事選で鳥越氏の思いつき公約が痛烈に批判されたことは記憶に新しい


北中城村村長選挙では思いつき公約はないだろうか


告示直前に配布されたビラに思いつき公約と思われても仕方がないものがある


本来、公約というものは立候補を表明する前に出来上がっているべきものである


公約は実現可能な施策を公に約束するものである


一般的に公約の実現には予算(資金)が伴うことが多い


今現在、北中城村の財政は裕福とは言えない


そんな中で緊急な課題は山積する


子供の貧困問題、待機児童の解消、高齢化社会への対応、冠水・浸水、地滑り問題の解決等々である


また、ここ数年の内にやるべきものに老朽化した公共施設の建て替えがある


中央公民館、給食センター、役場本庁舎、ごみ処理施設などである


財政に余力があれば基金として積み立てておく必要がある


今の北中城村の財政状況はハコモノ(アリーナ)を造っている場合ではない!


【追】
アワセ土地開発完了後、数年後にはこの地域からの税収は10億円になるとの予測がある


しかし、一般財源としては2億5千万円しか増えないということを説明しておきたい


地公体の財政の均衡を図るため地方交付税がある


交付税額の算式は大まかには次の通りである


(基準財政需要額)-(標準的税収入見込み額)×75%


即ち、税収が増えても、その75%は地方交付税が減額されるので、結局一般財源の額は25%ということになる


本件の場合、10億円の税収でも自由に使える一般財源の額は2億5千万円の増加となる