(字数オーバーのため前項よりのつづき)


次に防災拠点についてですが、



防災拠点はアリーナである必要はなく、別途建築予定の村民体育館で十分役割を果たせます。北中城村より財政規模の大きい与那原町は昨年、体育館と交流拠点、避難所の三機能を備える施設を建築いたしました。

総工費は153千万円とのことである。北中城村アリーナの半分以下です。

地方自治法第二条にある「最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」を忠実に理解しているものと思います。

北中城村は災害時の避難場所として各地区公民館など25か所の施設が指定されています。316日の一般質問でこの件を質問したら、答は帰ってきませんでした。現在の避難場所も念頭になく、避難拠点を造ろうとしているのか大きな疑問を感じました。

災害が起きた場合、早急に安全な場所に避難することが最も大切です。

アリーナまで逃げ込むのは至難の業です。昨日の島袋公民館での説明会でも、アリーナを作るより、東海岸地域に一時避難場所を設置して欲しいとの切実な要望がありました。

また、3,000名の大人数が一か所に避難した場合、そこには様々な問題が発生します。トイレや風呂など衛生面の問題、食事の問題があります。最も懸念されるのはプライバシーが守られず、人権問題も発生しかねないことです。

すなわち、万が一の災害時には、25か所の内、最も近い避難場所に避難し、分散した方が最も安全で合理的だと考えられます



最期にアリーナ関連工事の凍結についてです。

村長は317日の議会で12月の村長選挙への出馬を表明し、「選挙で信を問う」と公言いたしました。すなわち、選挙結果が出るまではアリーナ関連工事を進めないという公約です。本会議で議員や傍聴人、マスコミ、そして各地区公民館のテレビで傍聴していた多くの村民の前で口に出した以上は公約です。ぜひとも守っていただきたいと思います。

以上、私の反対討論を終わります。