今年、12月には北中城村長選挙が実施される見込みだ


立候補予定者は、2月29日に出馬を表明した新人の比嘉孝則氏と本日の議会の中で表明した現職の二人だ


これまでの状況からふたりの一騎討ちの公算が高い


今回の一般質問では、6名の議員が「アワセまちづくり」構想や「アリーナ建設」についての質問があった


私は、これまで同様、アリーナ建設反対の立場で質問、問題提起をした


9億円という多額の自主財源をつぎ込むだけの価値が見えないからだ


また、将来性も全くの不透明だ


具体的な収支計画が未だに示されない


今回、提示された「まちづくり実施計画」を見ると誰でも首をかしげる


ひとつの例を紹介すると「体協の卓球大会の使用料金がなんと!401,200円 !」


今までの卓球大会は中央公民館などを無料で使用していたはずなのに・・・・・?


その他にも、村のたくさんの行事が高額の利用料で計上されている


体協のバレーボール、バドミントン、バスケットボール、村エイサーまつり、福祉まつり、新春書初め大会、成人式、文化祭、生涯学習発表会などすべてが利用料金が401,200で計上されている


北中城村まつりに至っては二日間で1,610,800円と信じられない利用料金だ


また、事業内容では普天間の辺野古移転で問題になっている海兵隊との友好コンサートが、年4回、基地内フェスティバル(フリーマーケット)が3回、村民・軍属・軍人とのスポーツ交流大会3回など革新村政とは思えないような事業もある


私がこれまで「具体的な運営計画・収支計画なしで着工するのはとんでもない」と言っていることに対抗するために、苦し紛れに提出したのだろうか


この計画書について私が真偽を正したが村長から明確な回答はなかった


明確に答えられないのは当然である


「真」とすれば村民から多額の使用料を徴収しようとしていることになる


「偽」とすれば、補助金欲しさに「偽りの計画書」を防衛省に提出したことになる


いずれにしてもアリーナ建設構想は計画当初から収益を全く無視していたことになる


村長選挙に出馬を表明した比嘉孝則氏は「アリーナ建設を見直す」とし、現職は「アリーナ建設で信を問う」としていることから「アリーナ」が争点になることは間違いない