北中城村議会建設文教委員会で一般会計予算の審議が行われたが、アリーナの建築費の計上については意見が分かれた。


議論の末、採決となったが賛否同数(3対3)となり、委員長決裁となった(地方自治方第116号に則った)。


その結果、委員長(天久委員長)は賛成とし、この予算案は承認となってしまった。


これまで、アリーナ建設の抱える問題点を幾度となく訴えてきたが4名の委員の耳には届かなかった。


賛成した委員のひとりは、主にアリーナが防災拠点になることを訴えていた。


北中城村は災害時の避難場所として各地区公民館など25ヵ所の施設が指定されている。


これだけで充分ではないだろうか?


巨額の自主財源約9億円を投入し、新たな避難場所を造るメリットはほとんどない。


災害時には近くの安全な場所に早急に避難することが第一であり、一ヶ所に集中させる必要はない。



その移動により、かえって生命を危険にさらすことになりかねない。


また、3,000人以上が一ヶ所に集中避難すると、そこには様々な問題が発生する。


風呂やトイレなどの衛生面の問題、食事の問題などである。最も懸念するのは、プライバシーが守られず、人権問題に発展しかねないことである。


また、もうひとりの意見は「イオンの開店などで税収が増えてきた。ふえた税収は新しい街づくりのために使ってもいいじゃないか」と・・・



この考え方はとんでもないことである。新しい街は地域住民の協力のもと誕生したものであり、増収などの恩恵は村民全体で享受するものである。



すなわち、一般財源として、村民の社会福祉の向上に役立てていくのが当然のことである。




ここで賛成した議員、反対した議員の氏名を公表したいが、最終決定は23日の本会議となるのでそれまでは氏名の公表は控えることにする。



本会議には、賛成・反対の討論が活発になることが予想される。



村民の皆様には、採決されるまでの様子を、ぜひ、直に見ていただきたいと思う



多くの村民の皆様の傍聴をよろしくお願いいたします。



本会議(最終日)


平成28年3月23日(水) 午後2時