アリーナ建設の是非を考える!

 8億9千万円もの自主財源を投入する価値があるのか

 村の建設目的の一つに「子どもたちに間近で一流選手のプレイを見てもらいたい」

 もう一つは「防災拠点となる」としている

しかしそれは、これから別途建築される予定の村民体育館でも十分対応可能だ。


北中城村には優先してやるべきことが山ほどある

 高齢者対策、子育て支援、生活環境整備、農業・産業振興などである

 アリーナ事業を進めた場合、将来の村財政を圧迫し、本来必要なこれらの事業が困難になる可能性がある

私たちの税金はアリーナより「村民の福祉向上のために」役立てるべきである。

 

巨額な建築費の拠出だけでなく、村がランニングコスト(維持管理費等)も負担する

ことになる

当初、指定管理者に委託するとしているが運営の継続は容易ではない

その理由

駐車スペースは56台分で狭すぎる。

沖縄の車社会は駐車場なしでは成り立たない

イオンモール沖縄ライカムの駐車場を利用させてもらうとしているが、通常、イベントが開催される土・日・祝祭日はイオンモールの駐車場は満杯状態だ

駐車できなければ、来客者からのクレームとなる

お客様優先を考えればイベント主催者は当然、次回から他の会場へ移り、二度と戻ってこない

沖縄市に10,000人規模のアリーナが計画されている。(北中城村は3,000人規模)
マスコミ報道によると、沖縄のプロバスケットチームである琉球ゴールデンキングスは沖縄市をホームタウンとすることを決定した。また、沖縄市長の選挙公約でもあり、実現すると思われる

浦添市には4,500人規模のアリーナが計画され、560台の駐車場を予定している
モノレール駅近くでもあり利便性は格段に高い

沖縄市、浦添市は近隣にあり、まともに競合する。

規模や利便性を考えた場合、北中城村に勝ち目はない


以上から、もし指定管理者が見つからない場合、運営をどうするのか

村直営となるとノウハウはないし、ますます、運営が困難に陥る。

稼働しなくてもランニングコストは必要であり、私たちの税金で賄われる

これこそ、税金の無駄遣いではないか

結論、北中城村にアリーナは必要としない