北中城村が計画する多目的アリーナ建設について、私は6月議会に引き続き、今回も一般質問で問題にした
今回の9月議会では、私のほかに4名の議員が同じ問題を取り上げた
6月議会では全く分からなかった事項が今回で、ある程度明らかになってきた
6月議会までは、運営計画、収支計画が全く白紙の状態で答えられなかったように思う。
最近、建設検討委員会が立ち上がり、10月には管理運営検討委員会も立ち上げられるようだ
本来、建設業務が動き出す前にやるべきことであり、遅きに失する感もありますが、建設する気であれば「やらねばならない」
4日間の一般質問で明らかになった事項があるので村民の皆様にお伝えします
建築・デザイン・仕様等については建設検討委員会で話し合われているようだ
・総工費は35億9,200万円が上限で、それ以上になることはない(村長答弁)
・ただし、それには可動式座席やその他の備品は一切含まれない
・指定管理者への委託料は2,600万円が考えられている。思っていた以上に少ない金額であるが、施設利用料金等収入を加味したとのこと
稼働率の予測や施設利用料金については今後、明らかにしていきたい
・駐車場のスペースは56台分、その他イオンモール沖縄ライカムの駐車場を利用するとのことである
以上が今回、明らかになった事項であるが、私は初日の一般質問に立ち「アリーナ建設計画」を白紙撤回することを要求した
理由は言うまでもなく、「村民が自由に使えない」「村民にほとんどメリットがない」施設に8億9千万円もの巨額を投じ、毎年運営費も支出することを認めることはできない ということだ
村政の第一は「村民の福祉向上」にある
北中城村には優先的にやるべきことが数多くある。島袋、渡口、屋宜原の浸水対策、中央公民館、村役場第一庁舎などは老朽化しており建て替えが必要だ。
アリーナ建設に多額の金をつぎ込むよりは上記のような対策が優先すべきと考える
アリーナ建設を推し進めた場合、土地代、建設費、施設管理・運営費などの支出によって、将来の財政を圧迫し、高齢者対策、子育て支援、生活環境整備、産業振興など本来必要な事業が困難になる可能性がある。
また、借金等で将来の子どもたちに負の遺産を残すことにもなりかねない。
アリーナ建設に同意している村議会議員の皆さんに訴えたい!
「村の財政は豊かではありません!
もっと冷静な目で村民の福祉向上を考え、私たちの血税を最大限大切に使って欲しい」と
村にメリットをもたらさないアリーナは造るべきではない