4月9日(金)RBCザニュースで菅官房長官推進発言を検証するという放送がありました。


興味深い内容であったのでアップいたします。

菅官房長官は冒頭「日米同盟の抑止力の維持と普天間の危険除去を考えたとき、辺野古移設というのは唯一の解決策であると考えています」と切り出した。


番組では、辺野古移設を推進することについてあげた理由が検証された。


辺野古移設推進理由


移設問題の経緯について菅官房長官は「19年前に、日米で全面返還の合意がされ、3年後に当時の県知事と名護市長から同意を得て、辺野古移設が閣議決定された」と説明した。


しかし、それは欺瞞のある説明であった。


なぜなら、知事も市長も条件付きで同意をしたが、その条件は検証されることなく、辺野古移設が進められてきたとのこと。


その条件とは「15年の使用期限」「軍民共用空港」などである。


当時の岸本名護市長は7つの条件を同意の前提とし、これが満たされなければ同意を撤回すると言っている。(当時の画像が流された)

菅官房長官が真相の一部をかくして、あたかも「(無条件で)承認されたから移設が進められている」と話す背景には辺野古移設を正当化する狙いがあるのではないかと思われる。


知事の埋め立て同意について


菅官房長官は「仲井真知事から埋め立ての同意を得た」としているが、その後の県内世論の情勢の変化には一切触れてない。

仲井真知事は2010年には「県外移設」を掲げて当選したが去年は「辺野古移設」で落選した。


辺野古移設で基地負担軽減について


KCー135の空中給油機は山口県の基地に移転するが訓練は県内で行われるし、また、嘉手納以南の米軍基地のほとんどが県内移設であり、基地負担軽減にはならない。


移設問題の原点


菅官房長官「原点は普天間基地の危険除去にある」

翁長知事「銃剣とブルドーザーで土地を米軍に強制接収されたことが原点だ」


唯一の地上戦を体験した沖縄の人たちの「平和を希求する気持ち」は伝わらないのでしょうか?